皮膚科に通って行うアトピーなどのかゆみを抑える紫外線治療(光線療法)。「本当に効果はあるの?」「副作用や安全性は大丈夫?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。
今回は、病院で行われる最新の紫外線治療「ナローバンドUVB」について、その高い効果と安全性の理由、通院するメリットを分かりやすく解説します!
病院で行う紫外線治療(光線療法)とは?
アトピー性皮膚炎の治療といえばステロイドなどの塗り薬が基本ですが、それだけではなかなか良くならない「難治性」の症状に対して、抜群の効果を発揮するのが光線療法です
当院採用のナローバンドUVBは、紫外線の中の「皮膚の免疫異常を抑え、炎症とかゆみを鎮める効果」を持つごくわずかな波長だけを取り出したものです。
なぜ安全? 病院での治療が推奨される理由
「紫外線=肌に悪い、シミや皮膚がんの原因」というイメージがあるため、不安を感じるのも無理はありません。しかし、病院での治療は非常に高い安全性が確立されています。
1. 日焼けや皮膚がんのリスクを最小限に抑えている
従来の紫外線治療(PUVA療法など)とは異なり、現在のナローバンドUVBは、日焼けや皮膚がんのリスクになる波長を徹底的にカットしています。そのため、赤ちゃんから高齢の方、妊婦さんでも受けられるほど安全性が高い治療法です。
2. 医師が「最適な照射量」をコントロールしてくれる
肌の色の濃さや、その日のアトピーの赤み具合によって、安全に効果が出る紫外線の量は一人ひとり異なります。 病院では、医師や医療スタッフが肌の状態を毎回確認し、「赤くならずに、かゆみが止まる絶妙な秒数」をプロの目で判断してコントロールしてくれます。これが、通院治療の最大の安心感です。
通院で紫外線治療を受ける「3つのメリット」
① 「薬が効かない猛烈なかゆみ」に即効性が期待できる
アトピーの何より辛いところは、夜も眠れないほどのかゆみですよね。紫外線には、皮膚の深いところにある「かゆみを感じる神経」をブロックする働きがあります。早い人では、数回の照射で劇的にかゆみが治まるケースも少なくありません。
② ステロイドなどの塗り薬を減らせる
光線療法によって肌のベースが落ち着いてくると、これまで手放せなかった強いステロイドなどの塗り薬のランクを下げたり、塗る回数を減らしたりすることができます。「お薬を減らしていきたい」という方にとって、非常に有効な選択肢です。
③ 保険適用なので、費用負担が抑えられる
病院でのナローバンドUVBやエキシマライト治療は、厚生労働省に認められた保険適用(3割負担など)の治療です。高額な最新の注射薬(バイオロジクスなど)に比べて、1回あたりの費用が安く、経済的に続けやすいのも大きなメリットです。
通院する際の注意点と、よくあるQ&A
Q. 痛みはあるの?
A. 痛みはまったくありません。ほんのり温かさを感じる程度で、数秒〜数分で終わります。
Q. どれくらいの頻度で通うの?
A. 治療開始直後は、効果を出すために週に1〜2回のペースで通うのが理想です。症状が落ち着いてきたら、2週に1回、月に1回と間隔をあけていきます。一番のハードルは「定期的な通院の手間」ですが、それに見合う価値のある治療法です。
まとめ:長引くかゆみに悩むなら、まずは医師に相談を
病院での紫外線治療は、「プロの管理のもと、安全かつ最速でアトピーの炎症を鎮めることができる治療」です。
「塗り薬だけでは良くならない」「かゆくて夜が辛い」という方は、かかりつけの皮膚科にぜひ一度、「紫外線治療について詳しく知りたい」と相談してみてください。
